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おきらくごくらく

身内向けに月いちで近況報告をするブログです。2023年からCoCオンセ三昧でFF14イン率激減中。2025年から卓報告メインの更新にしました。
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先日、部屋のお掃除中に発掘した小説。
読んでみました。
ビル・S・バリンジャーという作家の名前も、「歯と爪」という小説も、メジャーなのかマイナーなのかすら分かりません。
P233以降(つまりネタバレ部分)が袋とじになってて、この封を開けずに出版社へ返品した場合はお金を返します、というようなことが書いてあります。変わってますね。
既に開封済みでしたが(笑)
でも俺がこんな本を買うとは思えないから、やっぱり誰かに借りたのかなあ……わからない。


ストーリーは、とある殺人事件をめぐって、検事と弁護人の視点が入れ替わりながら裁判が進んでいく様子と、一人の女と出会った奇術師の男の話が、並行して進んでいくという構成の小説でした。

手品の種明かしに興味が湧かないタイプの人間なので、トリック中心の推理小説って読んでも全然面白くないんですよ。
だから、この小説も面白くないかもなーと思いながら読み進めていったわけですが。


意外と、面白かったです(笑)


奇術師が仕掛けた復讐の罠の中身については、案の定わりとどうでもよくて。
検事と弁護人の、それぞれの思惑や裁判の進め方、とか。
奇術師の男が、名前も顔もわからない妻の仇を探し出す過程とか。
そういうのが面白かった。

ラストシーンは、シンプルなのに印象的で。
完璧な形で復讐が成された達成感と、あとには何も残らない虚しさ。
が同居した、不思議な読後感でした。


こういう面白い本もあるから、食わず嫌いはできないなぁと思うんですよね。
でも桜井京介はだめだった。手元にあった4冊全部読んだけど、面白いと思えなかった……

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